首長族とトランポリン

   

タイの北部ミャンマーとの国境付近チェンライ

山の中にある

少数民族が集められたその村は。

 

 

「人間動物園」

 

 

とも言われています。

村に入るのに300バーツ(約900円)支払います。
この村にいる彼等は。

生きるための収入源にもなるのでしょうが、自分の足でこの村に来たのか、連れて来られたのかはわかりません。

 

ミャンマーから来た彼等はタイ政府が認めた国籍を取得していない等の問題があるらしく、通常の学校に行くことはできません。
その村から出ることが許されるのは

 

 

 

年に一度だけ

 

 
病院に診察してもらうときだけだそう。

 

 

 

それ以外は毎日
観光客に写真を撮られる日々。

 

 

 

 

 

 

 

初日。私たちが彼等に出会ったとき、

 

彼等の心は頑なに閉ざされたままでした。

 

1ミリも笑わなかったマリー11歳

 

無気力にお人形さんみたいにただ座っているだけでした。

 

 

 

 

 

子どもなのに。

 

全く表情がない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼女の表情をみて

 

 

 

 

心が止まりそうになった。

 

 

 

 

 

 

実は初日はトランポリンを持って行ったんだけど、ドライバーの時間が足りなくてトランポリンが出せませんでした。

まさかの予想外。

 

もう一度行くかどうしようか悩んだ。
交通費もかなりかかるし、入村料もかかるし。

 

予定外の出費になってしまう。

 

その村の入り口でトランポリンをストップされる可能性だってある。

 

 

そしてあまりにも心を閉ざした彼女の表情を思い出すと
笑ってくれるのか

 

それ以前にトランポリンに乗ってくれるかですら難しいかもしれない…。

 

 

 

 

でも

 

 

どうしてもこの子を笑わせたい!!!!

 

 

 

 

 

そう思った。

 

だってさ。

人間動物園とか、見世物なんて言われていることに

 

ムカついた。そして、そんな子どもがいることが悲しかった。

 

 

 

 

 

 

悲しかった。

 
彼女にできること。なにもないけど。

 

 

 

どうしても一緒に笑いたい!

だから次の日にもう一度。

リベンジすることにした。

 

 

 

 

 

 

 

そして迎えた当日。

 

調べたカレン族(首長族)の言葉で挨拶をしました。

 

「一緒に遊ぼう」とタイ語で書いた紙を見せました。

 

その後、タイ語・英語でお話をします。

 

タイ語がわかる英語の先生がたまたま授業の日だったので通訳してもらいました。

 

次にトランポリンを、大人に触ってもらいました。

 

そして平らな場所まで一緒に運びました。

 

組み立てるのも、一緒にやります。

 

 

 

 

 

少しづつ

警戒心をなくせるように。

出来るだけ彼等の心に近づけるように。

彼等の心が開けるように

 

ゆっくりゆっくり。

 

そして始めたトランポリン。

 

 

 
…やりません。笑

 

 

比較的心が開きやすい小さな子どもたちが跳ぶと

 

少し離れた場所で見ていたマリーたちは

 

 

興味を示し始めました。

 

 

 

 

 

 

 

そして、しばらくしてついに。

 

 

 

 

 

乗りましたーーーーっ!!!!
 
はじめは少し怖いのか

おそるおそる…。

 

 

少しづつ慣れて来た頃、気持ちに変化が現れました。

 

 

 

 

これが、

1ミリも笑わなかったマリーの笑顔です。

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まじで、感激しました。

 

涙出ちゃいました。

 

 

 

 

 

首長族の彼女がトランポリンに乗ったことが嬉しいんじゃなくて

 

全く笑わなかった

 

心を閉ざしていた子どもたちが

 

 

 

笑ったことが本当に嬉しかった。

 

 
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普段観光客からは「long neck」と呼ばれる彼女たち。

 

子どもたちの名前をいっぱい呼びました。

 

 

 

 

愛情込めて

 

いっぱい呼びました。

 

 

 

 

折り紙を折ったり

 

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ロバの絵本を読んだり。

 

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たくさん遊んでいっぱい笑いました。

 

 

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幸せでした。

 

 

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楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。

 

 

 

 

 

最後に

 

先生からみんなを代表して「私達の気持ちです」って

 

本当は売り物であるカレン族の腕時計をプレゼントしてくれました。

 

 

 

 

喉の奥がギューって熱くなって

また泣いちゃいました。

 

だってそれは、この村の大事な収入源なんだ。
村の女性たちが一生懸命作った

 

ココナッツの実で作った腕時計。

ありがたく受け取りました。
 
お別れのとき。

 

 

 

 

 

 

We are not tourist.

We are friends.

 

 

 

 

 

 

「私たちは観光客じゃない。友達だよ!」って伝えた。

 

 

 

 

ちょっと嬉しそうに、小さな声で

 

 

 

なにか初めて聞いた言葉のように繰り返してくれた

Friends…」という言葉と

 

 

 

恥ずかしがり屋のカレン族の人たちの笑顔を

 

 

 

 

 

私たちは忘れません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕等の夢はいつも
悲しみや悔しさの向こう側にあった。

 

 

 

 

 

 

自分の声に素直に生きよう。

 

 

悲しみや悔しさも大事に向き合おう。

 

その先にはきっと

 

 

 

 

 

誰かの笑顔が待っている。

 

 

 

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iammai

 

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