FLY HIGH第2巻 〜前編〜

      2017/02/10

2016年クリスマス前。
首長族のマリーにプレゼントを届けた、あの日のことをFLY HIGH第2巻のつもりで書いてみようと思う。
それでは明けましておめでとうございます。
   
FLY HIGH ワールドへようこそ笑 
 

 

  
 

facebookには書いたのだけど。なんとチェンライについた私は重大なことに気がついた。

  

  
「着いたはいいけど、どこ行けばいいんだ?
 そういえば私、村がどこだか・・・知らんー!!!」

    

  

言い訳をすると、タイにはチェンライとチェンマイという2つの場所がある。名前の似ている二つの土地。惑わされないようにチェンライにたどり着くことに必死だったのだ。

  

2016年12月19日 バンコク

  
“チェンライ・チェンライッ♪チェンマイじゃなくて、チェンラーイ♪♪”
  

ニワトリは3歩歩けば大抵のことは忘れると言うけれど、私もその辺ニワトリに近いところがある。なので場所を間違えないように歌を歌いながらトランポリンを担いでタイの町を歩いていた。
記憶力が弱いというか、目の前のことに興味を持つとさっき覚えたことは忘れるというありがたい性格をしている。ニワトリの気持ちがよくわかります。
  
そういえば今年は酉年ですね。
  

  

  

  

  

数時間経つとあれ。「チェンマイ?あれチェンライだっけ。。。」とパーニャに確認する私。
「えーーっと・・・チェンライ・・・じゃないっけ???あれ?」残念ながらパーニャもニワトリ気質らしい。あんまり頼りにならない・・・。
 

学生のわんわんが、「チェンライっすね。自分、バスのチケット見てきます。」何て言いながら颯爽と安いバスチケットを探しに行ってくれる。maps meというなんだか最新の地図アプリを取り出して、
 

「んんーーーこっちっすね。」と進路を決めてくれる。なぜ男の子はいつも地図が読めるんだろう。そういえば前回の旅もよしろー地図は完璧だった。今回は学生柴田くんをわんわんmapと呼ぶことにした。便利な人間アプリのようである。

 
 
その後、バスターミナルでは
「将来の夢はアンパンマンで菜食主義のベジタリアンだからベジパンマンです!?」
というちょっと謎の自己紹介に始まった男性ベジさんが日本から合流。

 

わんわんが探してくれたバスに乗ってチェンライに向かう夜行バスに乗った。バスに乗ってからは爆睡で、冷房が効きすぎる車内で何度か目が覚めながらも朝、チェンライにたどり着いた。
  
 

ひとまず適当な宿に向かう。なかなか落ち着く場所だった。しかしホッと腰を下ろして、座った瞬間気がついた。

 

 

 

 
    

「そういえば私。マリーのいるとこ、どこだかわからん…。」
 

 
  
 

 
「首長族のマリーの村にトランポリンをプレゼントしたいんです私っ!!!」
って、散散いろんな人に言って、日本でも沢山の人に助けてもらって、
やっとこさチェンライに辿り着いたのに。
こんなに重いトランポリンを、バスで12時間プラス12時間。24時間もかけて運んだのに。
 
 
 
いざ着いたら自分でもびっくりだ。

 

 
それでもなんとかなるだろと思っていたが実際ネットで調べると
厄介なことに似たような村がいくつもある。
場所がしっかり示されていない場所もある。 
  
 

移動の疲れを癒そうとのんびりする予定だった初日丸1日村探しに変更。バイクを走らせた。
私が運転するバイクの後ろはわんわんがmapを開く
バイクが得意なベジさんの後ろにはぱーにゃがにカメラを撮りながら乗ることになった。
あっちじゃないかとかこっちじゃないかとか田園地帯を走り続ける。
  
 

  

  

  

  

 

散々走った頃
「こっちじゃないんじゃないか。さっきの大きい道まで引き返そうか」相談して思い切ってUターン。
「はぁーーーもうそろそろ疲れたわぁああ、道に売ってるパイナップル食べようよーーー」

 

なんてダラダラ文句を言おうとし始めたその時。

 
ブーーーーーーーーーーーーーーーーン!
 

 
  
バイクで爆走する首長族とすれ違った。

 

 

 
     
「ちょっっっっっっ今の見た!?首長族バイク乗ってた!!!!!!!!!」

 

急ブレーキ!!!!!!!からの全員一斉猛スピードUターン!!!
田んぼの細道を70キロ程のスピードで爆走する首長族。その100mほど後ろから80キロで追う日本人
 
 

  
 
気がついたら田園風景は終わった。

  

  

  

首長族が一瞬止まり、
振り返ってニヤッと笑った

  
 
神秘的な笑みに、背筋がなにかぞくっとした。
 
  

  

下り坂の山道の中を走り出すバイク。

  

  

  

こんなとこ走るのかと思わせる細いぐねぐねの土っぽい山道を下る。結構急でしかも狭い。
おまけに道は木の根っこでがたがたしてる。
短い草でタイヤが滑る。
ちゃんとハンドル握ってないと自分が振り落とされそうだから握力全部でハンドルを握った。

 

 

ガタガタの山道が終わると、突然平地になった。
目の前に警備員らしき人がいたので急ブレーキ!

 

わんわんの全体重で後ろからど突かれた
「ギャーーーッッ!」2人して叫ぶ
「重い!わんわん!!!降りて!!!」
「まいさんがこんな坂道で突然急ブレーキ踏むからっすよ!!もうっ!あっぶねー!!」
 

 

 
なんと観光用村のど真ん中に出てしまった。
見渡すと民芸品がたくさん売ってる。
警備員が目をまん丸くして私たちを見てる。

 

そして彼女はもういなかった。

  

  

なんでこんなとこから日本人が出て来たんだ!?!?といった表情の警備員
"やばい!怒られるかも!"
  
と思った私はもう全身全霊で話しかける。
こういう時は勢いのある方が場を制す。・・・と思う。
  

 

「あー!コップンカー!!!えくすきゅーずみー!初めまして!!!ナイストゥミートゥユー!!」
オーバーに挨拶する私。
 
「道迷っちゃって!!!すみませんなんかいろいろ間違えたっぽいです!!!」
 
    
何も聞かれていないのに慌てて弁解する私。
村に入るならバイクはここに置いておいていいから入園料を払えと言われた。
 
賢いベジさんたちのバイクは山道に入る直前において徒歩に切り替えたらしい。
ベジさんとぱーにゃは歩いて登場した。

  

 
  
 

この村じゃなかった。

  

  

  

  

  

慌ててその村を出る。
トイレ貸してくださいとわけわかんない言い訳をしてもと来た道を引き返した。
  
  

  

  
「なんか違ったけどちょー楽しかったね!」ぱーにゃがいい笑顔で言う。
  
「これだよ冒険って!次の村探そう!」だいぶ走って疲れてるはずのべじさんが笑いながら言ってくれる。
  
「もう自分携帯10パーしか残ってないっすよ!早く行きましょう!」と終始mapを確認してくれていたわんわん。
  

  

  

  

  

あの時振り返った黒髪おかっぱの彼女を思い出す。
首長族の顔立ちはみんな似てる。
同じ民族の中で結婚するからなんだろうか?
一瞬思い出す、彼女の表情とマリーが重なった。

  

  

 

神秘的な表情でニヤッと笑う彼女の視線
ざわめく木の葉の音

   

  

  

"人生ってね。冒険なんだよ。
あの村にたどり着けるかどうかは、

   

天が決める。"

   

  

 
そんな風の音が聞こえた気がした。

  

  

  

  

  

 
 
私たちはその後なんとか村を見つけ、十分に作戦を練ってからさらに2日後
今度こそマリーの村へ。
4人はトランポリンを担いで村へ入って行ったのだ。

  

  

  

 
つづく
 

 

FLY HIGH第2巻 〜中編〜


 
 

 

*石原舞インタビュー記事

アセナビ

世界中に笑顔を! トランポリンを担いでアジアを旅した 石原舞氏

開発メディアganas

http://www.ganas.or.jp/20160302flyhigh/

 

iammai

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